サッカーとフットサルのちがい
特徴的なルール
[ キックイン ]
タッチラインを出たボールはキックインにて再開。
【新ルール】ボールはライン上に静止させ、4秒以内に蹴り入れる。立ち足位置のファールはなし
この時、相手競技者は5m以上離れる(フリーキック・コーナーキックも同様)。
キック後ボールがピッチに入らなかった場合
相手チームのキックインになる(2014ルール改正)
[ 4秒ルール ]
キックイン・コーナーキック・フリーキック・ゴールクリアランス、及び、
インプレー中のGKのボールのコントロールは4秒を超えて時間をかけることは反則で、
相手の間接FKとなる。
*GKは、自陣エリアでボールを扱うとき4秒を超えてはいけない。
ただし、ハーフウェアラインを超えたら、ゴールキーパーでも4秒以上ボールを扱ってもよい
*リスタート時、4秒とは、「ボールを保持してから4秒」。ボールを置いてからでも、ラインを割ってからでもない
[ GKへのバックパス ](リターンパス)
インプレー中でも、ゴールクリアランスからでも、
GKはボールをパスした後、相手競技者によってプレーされた後でなければ、
味方競技者からパスを受けられない。(例外は相手コート内)
[ 選手交代 ]
選手交代はインプレー中でも自由に行うことができるが、
交代選手は、アウトの選手が完全にピッチの外に出てから、交代ゾーンより入る。
GKの交代はアウトオブプレーのときに限られる。
*アウトの選手も交代ゾーンから出る
[ タイムアウト ]
各チームは前後半それぞれ1分間のタイムアウトを要求できる。
基本的にタイムアウトはいつでも要求できるが、
要求するチームがボールを保持しているときに限られる。
[ 競技時間 ]
試合は、前後半20分ずつ行われる
この時、プレーイングタイム(ボールがラインを越えた時やタイムアウト中は時間が止まる)で計測。
前後半で決着がつかなければ延長戦、それでも決着がつかなければPK戦となる。
<補足>ゴールクリアランスについて
ゴールクリアランス(キーパースロー)についていくつか補足。
【15歳以下の場合直接ハーフウェイラインを越えてはいけない。その場合相手に間接フリーキックが与えられる。】(U-15ルール)
@ゴールクリアランスでは直接得点はできない。*キックインも同様。コーナーキックは可。
Aゴールクリアランスは自ペナルティエリア内でもどこへでも出せる。【新ルール】
*ただし、そのボールをそのままGKがプレーすることはできない
Bいわゆるドロップキックも不可。(2010年3月改訂)
<補足>退場について
レッドカードについて。
■レッドカードを示されたプレーヤーは、以後その試合に復帰することも、
交代ベンチに着席することもできない。
■プレーしている人数が3人を切った場合、そのチームは負けとなる。
■退場後2分以内に得点がない場合は、補充要員を試合に入れることができる。
■2分経過前に得点があった場合、以下のいづれかが適用される。
@人数の多いほうのチームが得点した場合、少ないほうは一人補充可。
A人数の少ないほうのチームが得点した場合、そのままの人数で試合を続ける。
B両チーム同数の場合、補充はできない。
<補足>反則・反則の累積・第二PKについて
反則は程度により、直接フリーキック・間接フリーキックが与えられる。
・守備側はカベをつくることができる
・守備側のプレイヤーは5m以上離れなければならない
ペナルティエリア内で、直接フリーキックが与えられる反則が起きた場合、
ペナルティーキックが与えられる。
・キッカー以外のプレイヤーはペナルティマークの後方で、
かつ5m以上離れなければならない
・キッカーはボールを前方に蹴ること。
ただしキッカーがそのままボールに触れることはできない
直接フリーキックとなった反則は累積され、
6つ目からは反則の軽重を問わず、第二PKが与えられる。
(累積は各チーム・前後半別に数えられる)
◆第二PKについて
・守備側のプレイヤーはカベをつくることができない
・キッカーと守備側GK以外の選手は、
ボール位置の後方かつ5m以上離れなければならない
・GKはペナルティエリア内にいて、かつボールから5m離れなければならない
・キッカーはシュートを撃たなければならない。パス不可
・キッカーはゴールポスト・クロスバーに当たって跳ね返ったボールには触れることはできない
・10m仮想ラインとゴールラインの間で反則が起きた場合、
フリーキックを与えられたチームは第二PKかその場所からのフリーキックを選択できる
財)日本サッカー協会が定めている『フットサル競技規則』です。
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ポジション
サッカーでいうFW、MF、DF、GKはフットサルではこうなんだって。
フットサルの基本的なポジションです。
ダイヤモンド型が基本形ですが、相手の動きにあわせて形は変わってきます。
サッカーと違い、コートが狭いためにポジションチェンジも頻繁に行うことになります。
■フットサルにはGOLEIRO(ゴーレイロ)、BEQUE(ベッキ)/FIXO(フィクソ)、ALA DIREITO(アラ・ジレイト) 、
ALA ESQUERDO(アラ・エスケルド)、PIVO(ピボ)の5つのポジションがある。
●GOLEIRO(ゴーレイロ)…ゴールキーパー
サッカー同様、ゴールを守ることには変わりない。しかし、ゴールはサッカーと違い小さいので、守る範囲は当然狭くなる。
至近距離からのシュートが多いフットサルでは、シュートへの反応の速さや、自らの危険を顧みず身を挺してゴールを守る勇敢さが要求され
る。また素早い判断力や広い視野を持って、味方選手を後ろからコーチングすることも忘れてはならない。
●BEQUE(ベッキ)/FIXO(フィクソ)…センターバック
攻守にわたってゲームをコントロールするポジション。よってクリエイティブな選手、キャプテンシーを持っている選手が適役と思われる。
最後方にポジションを取るため、常に守備を第一に考えることが大切であり、GKと声を出し合い守備の中心にならなくてはいけない。
逆に攻撃では、ボールを奪ったら攻撃を組み立てるコンダクター的な役割も持つ。試合の流れ(展開)を読むクレバーさや冷静な判断力が問わ
れるこのフィックス。後方に位置するため、強烈なシュートを打てるだけのキック力があれば、なお良い。
●ALA DIREITO(アラ・ジレイト)…右サイド
ALA ESQUERDO(アラ・エスケルド)…左サイド
得点能力が高い選手がこのポジションにはふさわしい。攻守にわたって精力的に動き回り、ゴール前に入り込んでくるスピードが、この
ポジションの絶対条件になる。攻撃ではパスで相手守備網を崩すためのつなぎ役になり、味方のポジションを見てチームのバランスをとる
など、ゴールゲッター以外の役割も多々求められる。ピヴォットに正確にパスを入れる能力と、ポストプレーからのリターンパスに対して走りこ
むためのスピードも、サイドの選手には重要な要素である。シュートを求められるポジションなので、正確なシュートを撃てる選手が適任であ る。
●PIVO(ピボ)…FW
前線に位置し、味方からのパスのターゲット役としての役割を持つ。つまりポストプレーのポスト役である。
相手を背負いながらボールを受けるプレーがほとんどで、上がってくる味方選手にパスを出したり、隙を突いてターンしてからシュートしたりと、
攻撃の起点といえるだろう。重要なポジションだけにキープ能力の高い人が適任である。
相手が押してきても倒されない力強さを持ち、ボディバランスの高い人がピヴォット向きといえる。
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