「決定的な得点の機会の阻止」
サッカー、フットサル愛好者であれば、この言葉を一度は聞いたことがあると思います。
いわゆる、退場となる反則のひとつです。
警告となる反則「反スポーツ的行為」の中にも”相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、また
は、阻止するという戦術的な目的でファウルを犯す。”というよく似た項目があります。
この2つの違いと、その判断の留意点をご説明します。
「決定的な得点の機会の阻止」だと判断する場合は、以下のことを考慮して判定します。
●反則が起こった地点とゴールとの距離
相手キーパーがパワープレーであがっている状況で、自陣で相手からボールを奪い、無人のゴール
へシュートをする瞬間にファウルを受けた場合、ゴールまでの距離は遠く、シュートしたボールが必ず
しもゴールに入るとは言い切れない状況ですので、「決定的な得点の機会の阻止」とはならない場合
があります。
●ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
キーパーとの1対1でキーパーをかわし、次のタッチではシュートが打てないところにボールが流れ、
その後すぐに勢いよく出てきたキーパーに倒された場合。一見、退場のように見える反則ですが、倒
されなかったとして、必ずしもボールをコントロールできると判断されなければ「決定的な得点の機会
の阻止」とはなりません。
●プレーの方向
上記のシチュエーションで、ゴールに直結しない遠ざかる方向にかわした場合などは、「決定的な得
点の機会の阻止」とはならない場合があります。
●守備側競技者の位置と数
いくらキーパーをかわしゴールが無人になっていても、相手の守備が自陣に戻ってきていたり、それ
が複数いた場合には、必ずしも「決定的な得点の機会の阻止」と判定されない場合があります。
DOGSO (ドグソ)決定的な得点の機会の阻止 SPAは「大きなチャンスの阻止」です。 アドバンテージで軽減も
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